シロアリ

【生態など】
形・大きさ・生活様式共にアリとよく似ていますが、昆虫分類学上はアリとは全く別の昆虫です。3億年の昔、石炭紀の始めの頃に木材を食べるゴキブリの祖先より分化したもので、アリよりはむしろゴキブリ、バッタ、コオロギ、カマキリなどに近い種類になります。

【シロアリと黒アリの違い】
■シロアリ 
体 長:6mm
発生時期:4~5月の昼頃
体 色:黒
羽 色:灰色
羽の形:4枚が同形
胴の形:くびれがわずか
触 角:じゅず状

■黒アリ
体 長:10mm
発生時期:夏期の夕方頃
体 色:黒
羽 色:透明
羽の形:前羽が大きい
胴の形:くびれが明確
触 角:L字型

【シロアリによる被害】
一部の地方を除きほとんどの被害は「ヤマトシロアリ」によるものです。
ヤマトシロアリは湿った環境を好み住宅では主に床下に住みつき、木材のみを栄養源とします。
シロアリがなぜ恐ろしい建物害虫かというと、建物の構造上大切な部分となる土台や柱、梁などを食べてしまうので、例え量がわずかでも構造上致命傷になります。
また、シロアリは体の水分の発散を防ぐため、「空気の動き」や「乾燥」を嫌います。そのため木材の表面からは食べず内部から食べるため、気が付いたときはかなり被害を受けているものです。
いったん木材に取りついたシロアリは強力な駆除対策をとらない限り、途中でその食害を中止する事は無く、調査により明確な被害が確認された場合には、専門業者による防除処理が必要です。

【シロアリ被害発見のポイント】
お風呂場、台所から羽の生えたアリが発生した。(4~5月ごろ)
風呂・台所の付近の床でぶかぶかする所がある。
柱や敷居などを叩くと空洞音がする。
床下の基礎や束柱に蟻道(土で出来たシロアリの通るトンネル)を見つけた。

【シロアリ駆除の方法】
有資格者、シロアリ防除施工士による施工。
①木部処理 
■穿孔注入処理
土台、大引き、柱などの構造物にドリルで穿孔し、穿孔した穴、接合部に木部用防蟻剤を注入します。
■吹付処理
木部表面に木部用防蟻剤を吹き付けます。
②土壌処理
建物の基礎の内側、束の周囲の土壌に土壌用防蟻剤を散布します。

【シロアリ駆除サービス料金】
■シロアリ無料調査 ご費用はかかりません。(神奈川県及び東京都の一部)
築年数が経過されていて、シロアリが気になる方はお気軽にご連絡ください。
※中古住宅購入に伴う不動産売買の蟻害・腐朽調査は有料となります。

■シロアリ駆除サービス
7,000円~(税別)/1坪あたり
状態や状況により、駆除サービスの料金が異なります。
先ずはお見積りいたしますのでお問い合わせください。

床下環境改善工事(床下換気扇取付け、調湿材、木炭他)にも対応いたします。